格付けワインの中では熟成が早めのランシュ・ムーサ。98年はすでに飲み頃で熟成香に溢れています。
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メドック格付け第5級のランシュ・ムーサは、シャトー・バタイエを所有するカスティジャー一族が所有しているシャトーです。
かつてはおなじポイヤックの5級格付けシャトー、ランシュ・バージュとひとつの畑だったものが、1835年にランシュ伯爵の領地がランシュ・バージュとランシュ・ムーサに分割され、シャトーの名前は生まれました。
1919年、長くデュアール・ミロン、ピション・バロン等を所有してきたカステジャ一族のジョン・カステジャー氏がシャトー・ランシュ・ムーサを購入し、1970年にエミール・カステジャ氏が相続し、経営するようになりました。
彼はシャトーにかつての威光を取り戻せるために直ちに改良に着手しました。畑の土壌は砂利質で、北にはラフィット、南にはラトゥールが位置する好立地にあります。格付けながら比較的早く飲み頃を迎えるスタイルで、1994年からの品質向上も著しく、軽いスタイルから濃密なタイプへと変化しました。1980年頃から右岸のシャトーで活動を始めていた息子のフィリップ・カステジャー氏が2001年からシャトーの経営を受け継ぎました。