ワインは食事とともに楽しんで頂くとその魅力は数倍に広がります。

さらにそのワインと食事の相性が本当に素晴らしいものだったら

その時間はさらに素晴らしいものに。

今回はそれぞれのワインによく合うお料理の一例と共にワインをご紹介させていただきます。

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シャトー・カロン・セギュールと同じオーナーが所有するシャトー。カロン・セギュールのすぐ近くで、AOPサン・テステーフの中でもジロンド川沿いの好立地に位置しています。格付けではないため、高品質でありながらリーズナブルに楽しめることでも人気のシャトー。黒果実の香りに杉のニュアンスが伴う、高品質なボルドーらしい豊かな香りに加え、十年の熟成を経たキノコや苔の熟成香が混ざり合い、落ち着きのある奥深い香り。深みと奥行きのあるボルドーの良さを体現できる、飲み頃のボルドーです。

「王のワインにして、ワインの王」と称されるバローロに対し、その繊細で優美な味わいから「イタリアワインの女王」とも称されるバルバレスコ。このワインは、バルバレスコ村の中でも有名な畑が多く存在する銘醸地ネイヴェで造られています。産地の特徴でもある柑橘類やスパイスを思わせる華やかな香りと凝縮感溢れる果実味が、熟成を経て円みを帯び今まさに飲み頃の味わい。しっとりとした長い余韻をお楽しみいただけます。

現在ではスペインの銘醸地として名高いプリオラートを再生した「プリオラート4人組」のひとりアルバロ・パラシオスがリオハで造る、最も思い入れのある畑のワイン。テンプラニーリョが植えられていた畑を、本来適したガルナッチャに、長年かけて植替えを行ってきた畑です。モダンで洗練された味わいに定評のあるアルバロのワインらしく、赤系ベリーの果実味に清涼感のある柑橘のニュアンスが見事に調和し、エレガントに仕上がっています。

フォアグラやキャビアなどの高級食材の産地でもあるフランス南西地方を、ワインも含めて世界一のガストロノミーの産地として有名にした立役者アラン・ブリュモンが造る長期熟成白ワイン。バニラやバターのリッチで芳醇な香りに加え、マッシュルームやトーストの香ばしいアロマ。濃厚でボリューム感のある味わい。良い状態で熟成した複雑な味わいをぜひお楽しみください。