ソフトな旨味じわり。13世紀以来の歴史ある白
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青りんご、メロン、ハッカクやアニス、ビャクダンの香り。柔らかい質感と染み込んでくる旨味。ナッツや蜜の風味も加わり、心地よい。酸はやや少なめで優しい。なじんできた2日目以降さらに良き!
サン・ジミニャーノとは
13世紀には既に世に知られたワインで、ダンテやボッカチョの書物にもこの地のワインが登場する。1966年、イタリアの白ワインとして最も早くDOCを獲得した極少数の産地の一つで、今もヴェルナッチャ・ディ・サン・ジミニャーノはトスカーナ唯一の白のDOCGである。ヴェルナッチャ以外の品種ブレンドは10%まで可能。キアンティ・クラッシコ地区の中西端、ボッジボンシから西へわずか15kmほどにある町は、中世の巨大な石塔が13塔残る、トスカーナ屈指の観光地でもある。それゆえ、ワインは多数の観光客に簡単に売ることができるため、「極一部の例外を除けば、依然として味覚の驚きというよりも、観光の小道具のまま。ゆえ、厳しく(生産者を)選別しなければならない」(M・クレイマー)。優れたヴェルナッチャ・ディ・サン・ジミニャーノは肉厚で濃度のある口当たりと、ほのかなアーモンドの香り、わずかな苦みのある爽快な後味を持っている。
生産者レ・カルチナイエについて
サン・ジミニャーノに、高品質ワインを復活させた立役者の一人。常に快活でエネルギッシュなオーナー、シモーネ・サンティーニは、1995年から畑に化学肥料、除草剤、殺虫剤などを排したビオロジック栽培を続ける慧眼の持ち主。
栽培で重視するのは、低収穫と、葉を多めに残しブドウの房をしっかり陰にするキャノピー・マネージメント。それにより、ヴェルナッチャの魅力の核心である美しく多層的な酸が得られると語ります。
酸を重視するため、主要な畑の大半は北向き、亜硫酸添加は通常、トータルで45mg/L以下に抑制。理想とするヴェルナッチャは「瓶詰め直後は純粋でプリティ。その後熟成により、多彩な要素に美しいハーモニーが生まれるが、けしてビッグではなくフェミニンでエレガントなワイン」
(インポーター資料より引用)