13年の熟成を経て飲み頃に入ったポイヤック格付け5級、お手頃な価格帯で堪能できる優秀な熟成ボルドーです。
【土日祝日除く】ご指定がない場合、ご注文日から1~2営業日で発送します。
お届け日は、エリアにより出荷翌日から翌々日となります。
カシス、ブラックベリーなどの黒系の果実味を残しつつも、熟成による黒糖や湿った土、スー・ボワ(苔)の香りがしっかりと感じられます。
キノコや紅茶、落葉した森のような香り、円熟したタンニンは滑らかでまろやか、口あたりのよい味わいが優しく広がり、良い熟成を迎えた飲み頃ボルドー。
根菜ときのこを使った牛肉の煮込みなどと合わせていただくと、より一層深い味わいを愉しんでいただけます。
メドック格付け第5級のランシュ・ムーサは、シャトー・バタイエを所有するカスティジャー一族が所有しているシャトーです。
かつてはおなじポイヤックの5級格付けシャトー、ランシュ・バージュとひとつの畑だったものが、1835年にランシュ伯爵の領地がランシュ・バージュとランシュ・ムーサに分割され、シャトーの名前は生まれました。
1919年、長くデュアール・ミロン、ピション・バロン等を所有してきたカステジャ一族のジョン・カステジャー氏がシャトー・ランシュ・ムーサを購入し、1970年にエミール・カステジャ氏が相続し、経営するようになりました。
彼はシャトーにかつての威光を取り戻せるために直ちに改良に着手しました。畑の土壌は砂利質で、北にはラフィット、南にはラトゥールが位置する好立地にあります。格付けながら比較的早く飲み頃を迎えるスタイルで、1994年からの品質向上も著しく、軽いスタイルから濃密なタイプへと変化しました。1980年頃から右岸のシャトーで活動を始めていた息子のフィリップ・カステジャー氏が2001年からシャトーの経営を受け継ぎました。