スロヴェニアの地場品種を中心にしたオレンジワイン。非常に丁寧に抽出された旨味が優しくシャルキュトリーとの相性は抜群です!
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スロヴェニアの新進気鋭の新世代生産者。オレンジワインにも積極的に取り組み非常に抑制のきいた、それでいて良い意味での個性が出た素晴らしいバランス感覚を見せてくれます。
照りのある濃いイエローの色調、粘性はしっかり。
香りは熟したカリン、マルメロ、アプリコットのような果実感、加えて紅茶、ジャスミン、和梨、リンゴ、酵母、バナナ、トロピカルフルーツ、蜜、スパイス、シナモンなど複雑で独創性のある香りをもち、さらに特徴的なシャルキュトリーを思わせる香りがある。
口に入れるとしっかりとした旨味と華やかな香りがしっかりと感じられ、それでいて綺麗でクセが少ない。かすかにタンニン分があり、酸は控えめ。重心の低い旨味が舌にしっかりと感じられ、余韻もしっかりとのこります。
香りの項目にも出てきたサラミや、生ハムなどのシャルキュトリーは非常に相性が良く、是非合わせてみてほしい組み合わせ。
またオレンジワインの入門としても非常に適していて、特徴はしっかりとあるもののクセが少なく非常に美味しいオレンジワインに仕上がっています。
ヨゼフ・ペトリッチ氏によって1954年に設立されたゲリラは、小さな家族経営のワイナリー。ブドウの栽培が盛んなヴィパーヴァ谷の中心に位置するプラニーナにあります。熱心なエコロジストであったヨゼフはワイン造りを始めた当初からサステナブルな農法のアプローチをとってきました。
1956年、ゲリラはスロヴェニアの自品種であるピネーラを救い、そしてその品種の価値を高めたことがきっかけで大変な評価を得ることになりました。そして2005年、ヨゼフの息子のズマーゴがワイナリーの統制を取るようになりました。そして、ワイナリーを「Guerilaゲリラ」と名付けたのです。「挑発的な名前にしたかったんだ。」とズマーゴは語り、そのメッセージは明確です。
最大限の日当たりを浴びるとても魅力的なヴィパヴスカ ブルダの丘に位置する南向きのスロープに、10haのブドウ畑が広がっています。標高は300m~400mに渡り、この地域で一番高い場所のうちの一つです。ピネーラ、ゼーレン、レブラ、マルヴァジア、メルローそしてバルベーラ、これらはすべて低い位置でのギュイヨ式で仕立てられており、産出高は大変低くブドウ1本で、1.5㎏となります。
土壌はマールと砂岩質の層でできています。この砂岩質の土壌はフライッシュ、またはこの地方ではポンカとも呼ばれます。気候は「Bora(ボーラ)」と呼ばれるヴィパーヴァ谷から来る強い風を伴う乾燥した気候です。この気候はGuerilaのエコロジカルなアプローチの農法に大変適しています。
有機認定を2008年から取得しており、バイオディナミック農法の認定を2012年から受けています。このバイオディナミック農法で準備されるもの全てには、その土地の天然湧き水を使用。発酵は秋の気候にしては涼しめのワイナリーの温度の中、ステンレスタンク内で野生酵母で行われます。自然マロラクティック発酵が続いてされたのちの清澄や濾過はせず、通常白ワインの場合、ステンレスタンクで澱と共に熟成され、赤ワインの場合古フレンチオーク樽とスロヴェニアンオーク樽で熟成されます。