ボランジェにブドウを供給する栽培家でもある生産者。アイらしい力と骨格のあるピノ・ノワールです!
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アンドレ・ロジェは1876年よりぶどう栽培を営む名門の家系です。グラン・クリュ、アイに4haの畑を所有。また、アイの東側に近接するプルミエ・クリュ、マルイユ・シュル・アイに0.6ha、ミュティニーに0.3ha、アヴネ・ヴァル・ドールにも0.3haの畑を所有しています。
4代目による1968年のRM設立以降も、引き続きボランジェなど大手メゾンへのぶどうやバルクワインの販売を主業としてきましたが、1987年、5代目当主ジャン・ポル・ロジェ氏によって、少しずつ自社での瓶詰めを拡大していったのです。
彼は「シャンパーニュの頂点と言われるアイに、先祖が残してくれた素晴らしい古樹畑を持っている。調和、円熟と言われる理想の”アイのシャンパン”を造ってみたい」という強い意志のもと、厳格なリュット・レゾネ栽培への転換からはじめ、その後20年もの歳月をかけて、醸造の最適化の研究やそれに伴う設備の刷新に取り組んでいきました。
そして「キュヴェ」(一番搾り果汁)のみの使用や区画ごとのきめ細やかな醸造の確立によって、「アイのシャンパンとは何か」の答えがワインに表された2006年、世界に向けて発売が開始されました。ブラン・ド・ブランのみマルイユ・シュル・アイのシャルドネを50%使用していますが、他のすべての商品はアイ100%のブドウです。