コストパフォーマンスの高いワイン産地から、今おすすめしたいワイン4本をセレクトしました。アメリカ、チリ、イタリア、スペインの言わずと知れたコスパ大国。リーズナブルでありながら、この品質はさすが！と思わせてくれたワインをご用意しました。それぞれの国の風土の魅力を活かしたワインの面白さも感じて頂きながら楽しんでいただけると嬉しいです。

アメリカ

100％自社畑のブドウを使用し、こだわり抜いて造られた本物志向の逸品。洋ナシやリンゴのフレッシュなアロマが広がり、味わいは柑橘類とバニラのフレーバーが絶妙に調和しています。ボリューム感あるアロマがぶわっと広がり、口に含むと完熟した果実の凝縮感たっぷり。さらに、ボリューム感だけにとどまらないのがこのワインの良いところ。心地よい酸が加わることで、すっきりとした飲み口に仕上がっています。フレンチオーク75％とアメリカンオーク25％で熟成された樽感も満足度高め。昨今のエレガント志向に真っ向対決しているところが潔くてイイ！

■ティー・エヌ・ティー/T.N.T

カリフォルニア/ロダイ

アメリカのダイナマイトの原料でもあるトリニトロトルエン（TriNitroToluene→TNT）。アメリカの国民的アニメ「バッグス・バニー（The Bugs Bunny)」では、「TNT」と大きく書かれたダイナマイトや木箱の爆弾がよく登場します。そのためアメリカでは「TNT ＝爆弾」と誰もが連想できるほど。このワイナリーが「TNT」と名付けられたのは、味わいがフルーツ爆弾みたいだからだそうで、熟したブドウから造られる凝縮感たっぷりのワインを造るワイナリーにぴったりの名前です。

 太陽燦々と降り注ぐロダイで栽培されたブドウを中心に、100％自社畑のブドウを使用。「ロダイ・ルール」認証付のサステイナブル＆ヴィーガンフレンドリーなワイン造りを行っています。

チリ

シラー95％、ルーサンヌ5％のローヌブレンド。カサブランカの冷涼な地で造られた上質なシラーにルーサンヌをブレンドし、シラーの魅力を最大限に表現しています。ブラックベリーやプラムのフルーティーな香りに、仄かにフローラルなアロマ。凝縮した果実味とシルキーな口あたりが絶妙なバランスを生み出しています。重すぎず、軽すぎず、お料理と合わせてしっかりと楽しめる1本です。

■サルヴァヘ/Salvaje

チリ/アコンカグア

サルヴァへは、チリのワイナリーで初めて、 Demeterから認証を受けたことでも有名なエミリアーナ・ヴィンヤーズのブランド。有機栽培、バイオダイナミック農法でブドウを栽培し続けているエミリアーナの中でも、初のSO2 無添加に拘ったブランドです。「Salvaje （サルヴァへ）」はスペイン語で「野生」の意味。この名前から有機栽培、醸造への強い意志が感じられます。有機栽培、バイオダイナミック農法で造られたブドウは年々健康で病害虫に強いブドウになるため、この強靭なブドウから造られたワインはSO2を使わなくても安定した美味しいワインが造られるそう。冷涼なカサブランカの地を活かしたワイン造りを実直に行っている注目のワイナリーブランドです。

イタリア

煮詰めたクランベリー、プラムのコンポートの完熟した果実のアロマ。赤系果実もすこし。たっぷりとした果実味が口の中に優しく覆い、ほっとした気持ちになります。酸はおだやかで柔らかく、干し草やドライハーブのニュアンスがよいアクセントに。まろやかなタンニンと豊かな果実味が一体となった、プリミティーヴォの良いところを凝縮したようなワインです。

■ジュリアーニ/GIURIANI

イタリア/プーリア

ジョイア・デル・コッレの地にて1886年創業。

古くからワイン造りをする家族経営の歴史ある生産者です。オーナーのジュリアーニの哲学は、「テロワールを最大限に活かし、高品質なワインを生産すること」伝統に従い経験を基に日々の仕事に取り組み、50haある畑の全てを手摘みで収穫しています。

ジョイア・デル・コッレの特徴でもある、カリウムや有機物が豊富（石灰岩の溶解）な理想的な粘土質土壌から栽培される葡萄を使用して、厚みがありながらもミネラルやエレガントさが感じられる上質なワインを生み出しています。標高は海抜200〜450メートルで南東向きの斜面にあることも特徴です。（インポーター資料抜粋）

スペイン

ほのかに緑がかった淡い黄色の外観は、明るい輝きが美しい淡い黄色の外観。ほのかに緑のニュアンスも入り若々しさを感じられます。パイナップルやマンゴーを思わせるトロピカルな香りが印象的。徐々に青リンゴやアニスのようなグリーンノートもしっかりと感じられ、爽やかな心地よいアロマが余韻まで長く続きます。味わいも香りから連想させるような果実味たっぷりでありながら爽やかな口あたり。軽い前菜はもちろん、ハーブを使った魚介料理などもおすすめです。

■クエヴァ・デル・ヴィエント/Cueva del Viento

スペイン/カスティーリャ・ラ・マンチャ州

ワイナリーは、カスティーリャ・ラ・マンチャ地方、アルバセテ市近郊の最も崇高なエリアといわれる海抜700-900mの高原にあり、厳しい大陸性気候、激しい気候変動にも耐え、生き残ったブドウだけがこの汚染されていない地域に適応しています。自然を最大限に尊重し、何世代にもわたって栽培技術を守り続けてきた努力の賜物により、接木されていない樹齢８０年以上の古木からは非常に低収量の高品質ワインが生まれます。（インポーター資料より抜粋）