元DRCモンラッシェの栽培責任者が手掛ける異次元のクオリティ。
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この畑は赤も素晴らしいものができることが知られていますが、白も素晴らしい。
上質でエレガントな桃のアロマ、アーモンドやヘーゼルナッツの風味に洋ナシなどの熟した果実味。柔らかな果実味にミネラルの塊が下支えし、骨格のある綺麗な印象をもたらします。飲み頃は20年~40年。
ゆっくりじっくりと向き合いながら味わいたいワインです。
シャサーニュ・モンラッシェ村で華麗な成功と歴史を築き上げたモレ家。トマ・モレはモレ家の10代目に当たります。偉大なる造り手ベルナール・モレを父に持つトマは、幼い頃から父の仕事を手伝い、カリフォルニアでもワイン造りを経験したりと若くから才能を発揮していました。
2007年、父から畑を譲り受ける形で自らのドメーヌを立ち上げましたが、同じタイミングでDRC(ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ)当主、オベール・ド・ヴィレーヌにその卓越した感性と才能を見出され、2007年よりDRCモンラッシェの栽培責任者を担当するようになりました。
すぐに自らのドメーヌも多忙を極めるようになり、悩んだ末に、代々続いてきた伝統を失ってはいけないと、3年でDRCの職を退きました。トマは、ここでの経験は何物にも替えがたい素晴らしいものだったと語っています。
現在もDRCで働いていた時に実践していた全く同じ栽培法を取り入れており、さらなる高みへと登り続けています。
畑では、テロワールの特徴を最大限に活かすためにビオロジックやビオディナミを実践しています。DRCで学んだ技術を採用し、繊細ながらもテロワールが有するすべての要素を表現できるワインを生み続けています。
クロ・サン・ジャンは、トマの父ベルナールが幼少期の頃から既にあった区画で。0.25haで、樹齢は50年を超える。気品ある樽のニュアンスが、ミネラル感の溢れる滑らかな液体に溶け込んでいるという感じ。世代を超えて受け継がれてきた、トマ・モレが誇る畑である。