リシャールの祖母への信愛と敬意をして命名。ピノ・ノワール100%で造られるブラン・ド・ノワールらしいフルーティな香り。
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リシャールで5代目になるブドウ栽培農家で、1919年より自家でシャンパーニュを造り始めました。
コトー・ド・ルルスに位置するセル・シュル・ウルスは、畑は南斜面にあり、きわだった日照に恵まれ、晴天は年間200日以上に及びます。マルヌ県より標高が高く、春に遅霜禍に遭いやすいため、シャルドネより開花が遅いピノ・ノワールの方が適しています。
また、この地区ではマルヌやコート・ド・ブランに比べて石灰質が少ない土壌(シュルランでは40%が粘土混じりの石灰岩土壌)で、日照が少ない年にはシャルドネは、酸が突出した味わいになるため、ピノ・ノワールが多く栽培されています。
現在、創業当初の4倍の面積にまで広がったワイナリーで活躍するリシャールは、農薬を使わない「ヴィティキュルテール・レゾネ(周到な栽培、の意味)」を実践し伝統的な製法を守りながらクオリティの高いワイン造りを実践しています。
いずれのキュヴェも香りに集中力があり、内側に緊張する力と広がる力のバランスがとれ、軽やかで上品な味わいで、この価格帯のシャンパーニュのなかでは明らかなクラスの差を感じさせてくれます。
とりわけフィネスにあふれるキュヴェ・ジャンヌは長く熟成させて楽しんでほしい、とはリシャールの言葉。
【土壌・製法】
栽培:ヴィティキュルテュール・レゾネ。栽培はできるだけ自然に行い、この10年間農薬を使っていません。
土壌:キメリジアン階とポートランド階の石灰石、粘土まじりの土質
圧搾:伝統的な木製の垂直型プレス機
醗酵:ステンレスタンク、オーク樽
熟成:ステンレスタンク、オーク樽