ビーネンベルク畑のピノ・ノワールを使用、瓶内二次発酵後、9年もの瓶内熟成。淡いオレンジ色だが、ピノ・ノワールの繊細さと力強さ、酸が遺憾なく発揮されたスパークリングワイン。ボトルは全て直筆サイン入り。
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フランスとスイスとの国境線沿いに位置し、ドイツで最も温暖な地、バーデン地方。そこで今、最も注目を集めているのがフーバー醸造所です。
ベルンハルト・フーバーが研修生だったころ、13世紀の古文書に出会い、そこで故郷マルターディンゲン村がかつてピノ・ノワールの一大名産地だったことを知ります。
700年前に、シトー派の僧侶がマルターディンゲン村を訪れた際、石灰岩を見て、シャンボール・ミュジニィに似ている、とピノ・ノワールを植えたとの歴史がああったのです。気候や風土も、彼らの故郷であるブルゴーニュ地方に風土や土壌が酷似しており、当時からピノ・ノワールの名産地として名を馳せていました。
1987年、当時加盟していた協同組合を脱却、自ら醸造所を立ち上げ、まさにゼロからのスタートをきりました。
当時は甘口の白ワインがブームでしたが、長い眠りについていたマルターディンゲン村に着目したベルンハルト・フーバーの努力により、この地は再び陽の目を見ることとなりました。
ルクセンブルクのワイン品評会では、
「フーバーワインは間違いなく世界有数のワインの一つ。20年前にドイツでシュペートブルグンダー種でこれほどの赤ワインができるかと質問されたら、間違いなく『とんでもない!』と答えただろう。」とは【Grand Jury European】のリーダー、フランス人【フランソワ・マウス(Francois Mauss)】の言葉です。
現在でこそドイツで認知されている、オーク素材の小さな新樽(バリック)での熟成も、ほんの数十年前までは珍しいものでした。そのパイオニアとして取りくんだのがフーバー氏です。
成功の一因として、ワインに独特の深みを与えるバリックは欠かすことが出来ません。もちろん、ぶどうを丹精に育み、この樽の風味に負けることのない力強い美味しいブドウ果汁があってこそです。
次第にその名は世界に轟き、たった20年ほどでドイツで最も権威のあるワインガイド「ゴーミヨ」にて2008年度最優秀醸造家賞を受賞、さらに2011年度は他を寄せ付けず、赤ワイン賞3冠に輝きました。
残念ながら、2014年6月に55歳の若さで永眠されたベルンハルト。今はその熱き魂を受け継いだ息子であり新当主のユリアンによって素晴らしいワインが生み出され続けています。
【土壌・製法】
土壌 貝殻石灰岩の風化土壌
瓶内二次発酵