ラインガウの辛口リースリングを牽引する作り手
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暖かな午後の日差しをしっかり受けつつ朝晩の寒暖差のおかげで、果実味と酸味が両立しています。香りは柑橘類、口に含むとミネラルを感じさせます。鮮烈な酸とわずかな甘味のバランスに優れます。
前当主の父ベルンハルトさんの急逝から、なんと19歳の若さで跡を継いで醸造所を切り盛りしている当主テレーザ・ブロイヤーさん。
ボルドーよりもブルゴーニュよりも重宝されていたラインガウのリースリング。
ほんの百年ほど前、世界で最も高価とされていたワイン…それはボルドーでもブルゴーニュでもなく、ドイツワインの聖地・ラインガウのリースリングであったという史実があります。食事によく合う最高の辛口ワインとしてラインガウのリースリングが世界中で愛されてた過去。その復権の立役者が、ゲオルグ・ブロイヤー醸造所の前当主であるベルンハルト・ブロイヤーさんです。従来のドイツの複雑なワイン法に全くとらわれることなく独自のカテゴリーでクラス分けし、Ⅰ~Ⅳの数字で小さくなるほどクラスが上がるなど、新しい見せ方をしています。2004年5月20日に急逝した氏の遺志は、娘の現当主テレーザ・ブロイヤーさんに引き継がれ、「ドイツワインの復興」という壮大な目標に着実に向かっています。
引き締まったボディと強靭な酸が魅力
ブロイヤーさんのワインの最大の持ち味は引き締まったボディと強靭な酸。それは、ぶどうの種が茶色くなるまで生理的に完熟した状態でありつつ、過熟していない青いぶどうのみを粒単位で選別しているから。そのこだわりによって、ワインはしっかりとした果実味を持ちながらも重くない、独特の味わいを持つようになります。
独自のワインのカテゴリー
ベーシッククラス(Ⅳ)→村名入り(Ⅲ)→セカンドラベル(Ⅱ)→特級畑(Ⅰ)
エステートロルヒは村名入り(Ⅲ)にあたります。
暖かな午後の日差しをしっかり受け、熟度も上がりますが、夜は寒くて長く、午前中はあまり日が当たらないこともあって、果実味と酸味がしっかり両立していることが特徴です。また、土壌はシンプルで、粘板岩と珪岩のみ。他のラインガウのワインに比べると、味筋も土壌由来からかシンプルで、非常にミネラル分が豊富。塩っ気が強いです。ラインガウとモーゼルの中間のような味わいを感じます。
リューデスハイム村の3つの特級畑の一つベルク・ローゼンエック。ブドウ畑の周囲に植えたバラが名前の由来