パカレらしい淡くピュアな色調の中にやさしくも計り知れない要素の詰まった素晴らしいジュヴレ・シャンベルタン。
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全房での発酵と優しい抽出、静かな熟成によりパカレらしい淡く綺麗な液体の中にジュヴレの力強さと野性味が見え隠れする最高の仕上がりとなっています。
今や自然派ワインの代名詞とも言われるフィリップ・パカレ。
ボジョレー出身で、代々続く栽培・醸造家の家系で育ちました。ボジョレーを代表する生産者・故マルセル・ラピエールを叔父に持ち、幼い頃からワインに関して多くの事を学んでいます。
「プリューレ・ロック」の醸造長を10 年間担当。プリューレ・ロックのワインの評価が世界的に高まると共に、パカレ氏の名声も上がります。その手腕を認められ、D.R.C からの醸造責任者の誘いがあったにも関わらず、2001 年「フィリップ・パカレ」として独立しました。
画一的な手法で、ある決まりきった味わいを造り出すのではく、その年、その土地、その気候が生み出すコピーのできない味わいのワインこそが理想と言います。栽培においては、農薬や除草剤を使用せず、とにかく成熟して健全なブドウを得ることに注力します。除梗をせずに発酵させるため、果梗まで完全に熟した状態で収穫することを理想としています。 醸造においてはSO2を用いず、ブドウに付いた天然酵母の力で発酵させます。ブドウ本来の風味を損なうと考えている作業も行いません。
所有畑の仕事を任せられる人物にようやく出会えた為、2017年からは今までよりもさらに醸造に専念することができるようになったそうです。そんな事情も含めて天候、収穫量に恵まれた2017年のパカレは素晴らしい出来となっています。