淡い液体の中に、軽やかでいて深く何層にも折り重なる優しい旨味が溢れる見事な村名ワイン。さすがパカレといった味わい。
【土日祝日除く】ご指定がない場合、ご注文日から1~2営業日で発送します。
お届け日は、エリアにより出荷翌日から翌々日となります。
パカレらしい淡めの綺麗なルビーレッドの色調。
優しいクランベリーやラズベリー、チェリー、プラムなどの果実の香りに加えて優しい赤い花のニュアンスがあり、どこまでもエレガントで優美な香り。
口に入れるとゆったりとした質感にパカレ独特の淡く薄く、でも何層にも重なった素晴らしく優しい旨味が感じられます。さらにアフターにかけてはほのかにスパイス感も加わり、余韻も申し分なし。あまり見かけない村のワインではありますがパカレの手によって素晴らしいワインに仕上げられています!
今や自然派ワインの代名詞とも言われるフィリップ・パカレ。
ボジョレー出身で、代々続く栽培・醸造家の家系で育ちました。ボジョレーを代表する生産者・故マルセル・ラピエールを叔父に持ち、幼い頃からワインに関して多くの事を学んでいます。
「プリューレ・ロック」の醸造長を10 年間担当。プリューレ・ロックのワインの評価が世界的に高まると共に、パカレ氏の名声も上がります。その手腕を認められ、D.R.C からの醸造責任者の誘いがあったにも関わらず、2001 年「フィリップ・パカレ」として独立しました。
画一的な手法で、ある決まりきった味わいを造り出すのではく、その年、その土地、その気候が生み出すコピーのできない味わいのワインこそが理想と言います。栽培においては、農薬や除草剤を使用せず、とにかく成熟して健全なブドウを得ることに注力します。除梗をせずに発酵させるため、果梗まで完全に熟した状態で収穫することを理想としています。 醸造においてはSO2を用いず、ブドウに付いた天然酵母の力で発酵させます。ブドウ本来の風味を損なうと考えている作業も行いません。
所有畑の仕事を任せられる人物にようやく出会えた為、2017年からは今までよりもさらに醸造に専念することができるようになったそうです。そんな事情も含めて天候、収穫量に恵まれた2017年のパカレは素晴らしい出来となっています。