フランスのソムリエから、圧倒的な支持!
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ボーヌ側の渓谷が開ける手前の斜面。水はけが良く、ブドウの凝縮度が高い。バランス重視で「大人の」サヴィニー・レ・ボーヌ。淡い色合い、大人しい果実、丸みのある酸がバランスする。
自然な凝縮度で十分。全ての要素がバランスよく感じられることがサヴィニ ー・レ・ボーヌの良さ
1935年からサヴィニー・レ・ボーヌで葡萄栽培を開始。1982年にはドメーヌとして瓶詰めまでを行うようになった。1980年代から除草剤を使わずに畑を作り、1990年代にはリュット・レゾネ(減農薬農法)に移行。2010年からは ビオロジックに移行した。「畑は急激な変化は望まない。良薬でも急に与えると自然のバランスを崩してしまう。時間をかけてゆっくり自然のバランスをとる」
ボーヌ醸造学校時代の友人「ディディエ・モンショヴ ェ」や同じサヴィニー・レ・ビボーヌの「ビーズ・千砂」 と共に自然農法に回帰している。「ビオロジック」の導入で収量は落ちたが、葡萄の凝縮度が上がった。凝縮度よりもバランスを重視した彼のワイン造りも少しずつ変化している。
90 年代のワインよりも最近のワインの方が明らかに高い凝縮度だが、全体の雰囲気は変わらない。全ての要素が高まりバランスしている。「少しずつ変えていくことが重要。将来的には植物性の調剤のみの使用を考えている」
極端な自然派志向ではなく、自然を補助し、持続可能な農業を目指している。
自然に任せるのではなく、自然と共に働く。仕立に関しても、若い樹は樹勢を抑える「コルドン・ロワイヤル」 を採用し、樹齢が高まると「グイヨ」に変える。
30年のベテランを含め3人だけで畑の管理、醸造を行う。「天候によって下草を刈るべき時もある。湿気が多過ぎれば葡萄はカビてしまう。摘果も必要以上に行えば樹がバランスを崩す。長年の経験から、ウイルスに弱い畑、湿気の多い区画…全て知っているから対処できる」
極度に凝縮度を求めて摘果をすれば、葡萄樹はバランスを崩すし、ワイン自体もバランスを崩してしまう。 大切なのは極端でなく自然体であること。 所有畑は12haでサヴィニー・レ・ボーヌ全域に畑を所有している。またポマール、ボーヌにも所有。
プルミエ・クリュの優位性
白ワインは収穫後、選果。すぐに直接プレス。果汁はデブルバージュ後にブルゴーニュ樽(アリゴテ以外)に移して発酵。その際 SO2は加えない。 8~10ヶ月熟成(アリゴテは 2~3ヶ月のみ)。翌年の収穫前に瓶詰め。
「赤ワインは 100%除梗。果実感と酸、骨格、全体 のバランスを重視しているから。若くても楽しく、熟 成することも可能なワインが理想」
開放式ステンレスタンクでピジャージュをしながら 4~8日間の低温浸漬。その後、果汁の温度を上げアルコール発酵を開始。果皮の状態により 10~20日間のマセラシオンをしながら発酵。新樽比率は 10%以下で10~12ヶ月の樽熟成。
(インポーター資料より引用)