ルーマニアで高品質なワインを造り続けているワイナリー「ドメーニレ・サハティーニ」より、デイリーに楽しみたい4本のワインセットをご用意しました。ドメーニレ・サハティーニは、2003年に女性醸造家アウレリア・ヴィシネスク氏によって創業。まだ新しいワイナリーですが、品質の高いワインを生み出すことで、世界中からすでに高い評価を受けています。

環境に敬意を払い、ブドウ品種の個性と土地の風土を活かしたワイン造りを行っているサハティーニの魅力あふれる4本をぜひお試しください。

Domeniile Sahateni

ドメーニレ・サハティーニ

ドメーニレ・サハティーニは2003年に女性醸造家アウレリア・ヴィシネスク氏によって創業された、比較的新しいワイナリーです。ブカレストの北東、プロイエシュティとブザウの間に位置するミジル（Mizil）村近郊に畑とワイナリーを所有。コート・デュ・ローヌ地方と同緯度、ブルゴーニュ地方と同じ気候で、降水量が少なく日較差が大きいという、ワイン造りに適した場所です。

アウレリア氏のフィロソフィーは、テロワールに強く影響を受けた葡萄を使い、品種そのものの個性をしっかりと反映させること。環境に敬意を払い、人的介入を最小限に抑えた、自然に近いブドウ栽培を行っています。そのため、力を入れている国際品種のワインも、それぞれのブドウ品種の魅力が引き出された、サハティーニらしい品質の高いワインに仕上がっています。ルーマニアワインを代表するドメーニレ・サハティーニのワインをぜひお試しください。

ルーマニアワインの歴史

ルーマニアのワインは、ヨーロッパでも最古のワイン生産地域の一つです。紀元前6000年頃からワイン造りが行われていました。古代から中世にかけて、トラキア人やローマ人によってブドウ栽培とワイン造りが広まり、この地域のワイン産業が発展しました。中世の頃には、貴族や宮廷で愛飲されるほど人気を博しました。

1889年のパリ万国博覧会では、ルーマニアワインは高い評価を受け、多くのメダルや賞を獲得しました。これによりパリでルーマニアワインの大ブームが起こり、その品質の高さは世界中で認められるようになりました。

しかし、19世紀後半から20世紀初頭にかけて、フィロキセラの被害や共産主義時代の国営ワイン生産の影響で品質は一時期低迷しました。1989年の共産主義崩壊後、民間企業による高品質なワイン生産が復活し、再び国際的な評価を得るまでに至っています。

ルーマニアワインの魅力は、温帯大陸性気候と、地域によっては海洋性や地中海性の影響も受ける多様な気候帯、およびカルパチア山脈、ドナウ川流域、黒海沿岸など、多様な地形がもたらす多彩な味わいにあります。ルーマニアワインは、古代から現代に至るまでの豊かな歴史とともに、今もなお進化し続けています。その独特な風味と高品質な味わいが、多くのワイン愛好者を魅了し続けています。