白のバックヴィンテージこそブルゴーニュの醍醐味という当主の言葉通りに素晴らしい熟成を遂げた白ワイン。まさに飲み頃の02年!
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ブルゴーニュにとって非常に良い年となった2002年。15年以上の熟成を経て、硬さが完全にほどけ、蜜のような甘美な香りが膨らみます。
よく熟したブドウを収穫したことが香りからも感じられます。パイナップルのコンポートを思わせるエキゾチック・フルーツの香りに、花梨や蜂蜜の濃密なアロマがリッチに広がります。
口に含むと、程よい粘性があり、優しい果実味に包まれます。しなやかなミネラルと柔らかな酸味が三位一体となり、素晴らしい熟成を物語っています。
ドゥメセは、マコン地区のドメーヌ「シャトー・ドゥ・メセ」の所有者であったマルク・デュモンが、1995年に立ち上げたメゾンです。
マルク氏は、ムルソー村の名門ネゴシアン「マノワール・ミュリザルティアン」も同時に統合、その後コート・シャロネーズ地区の「ドメーヌ・ベルヴィル」も傘下に加わり、現在32haの自社畑を所有しています。
ドゥメセのワインはフランス大統領官邸「エリゼ宮」の他、欧米の多数のトップ・レストランや、各航空会社の国際線などにもオンリストされるなど、名声を築いてきました。また、「ベタンヌ&ドゥソーヴ」「ゴー&ミヨー」といったワイン評価本の常連でもあります。
特筆すべきは、ムルソー村の1500㎡ものカーヴに、見事に熟成した白のバックヴィンテージを大量に貯蔵していること。
「熟成した白ワインこそがブルゴーニュワインの究極の醍醐味」と語るドゥメセだけに、長熟のポテンシャルを持つ高品質のワインを生み出しています。
ドゥメセのメルキュレイは、ギッド・アシェット・デ・ヴァンにも度々掲載されています。
ともすれば、軽い果実味に乾いたタンニンになりがちなメルキュレイにおいて、ドゥメセのワインは、熟した果実味に粘性も十分に感じられ、熟成のポテンシャルを持つ秀逸なワインと評されています。