名門「コシュ・デュリ」、数々のワイナリーで経験を積み、自らメゾンを立ち上げたパスカル・クレマン。
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パスカル・クレマンの実家はポマールのブドウ栽培家でしたが、家業は相続せずワイン造りの道を自ら切り開いていきました。
彼の最初に努めたワイナリーは、愛好家ならば一度は名前を聞いたことがある有名な「コシュ・デュリ」。
1990~1994年までの4年間、当時の当主で「白ワインの神」とも呼ばれたジャン・フランソワ・コシュの下で働き、ワイン造りの哲学と技術を身につけました。
“必要なことには時間を惜しまず、納得できるまで行う。ヴィンテージごとの個性をじっくりと見極め、臨機応変に、かつ最良の方法で醸造する。”というコシュ・デュリでの教えを活かし、メゾン・シャンソン、ドメーヌ・ベルヴィルで醸造長を務め、後の2011年にサヴィニー・レ・ボーヌ村に自身のメゾン「パスカル・クレマン」を設立。
「量よりも質」にこだわる栽培家からぶどうを購入し、自身で醸造を行います。
年間総生産数はファーストヴィンテージの2011年が17樽(1樽=約300本)、それから2012年50樽、2013年75樽・・・2016年が150樽と年々増えています。
創業初期より欧米各国の錚々たるインポーターが取り扱いを開始、またフランスのレストランのオンリストの需要も加速度的に増えているため、現在は割り当て状態が続いている人気の新生代ネゴシアンです。