カベルネ・フラン、未体験でしたらぜひこれを
【土日祝日除く】ご指定がない場合、ご注文日から1~2営業日で発送します。
お届け日は、エリアにより出荷翌日から翌々日となります。
濃密な赤系の果実の甘い香りにスパイシーさが重なる。酸は伸びやか、長く続く余韻は複雑。野性味に旨味に、と多様な表情で飽きの来ないワイン。タンニンも柔らかく、家庭料理にも合わせやすいです。
「ロワール赤ワイン最高の造り手」クロ・ルジャールから引き継いだ畑、より純粋さを求めて
16世紀に僧侶達によって造られたが荒れ果てていた優良畑。「ロワール赤ワイン最高の造り手」と呼ばれるクロ・ルジャールの奥様フランソワーズがビオディナミで復活させ、その後を引き継いだマチューがフランソワーズの思想を継承している。醸造所も引き継いだので蔵付き酵母も発酵温度や熟成環境も変わらない。『10年間のビオディナミによる治癒で畑は生命力を取り戻し、畑は最高の状態。フランソワーズへのオマージュでイヴォンヌという名称を続けている』
マチュー・ヴァレ(こちらのサイトより引用)
自然環境、土地の個性、収量制限
ここ数年、遅霜による被害が続き、各生産者は春先に畑にストーブを置き、ガソリンを燃やして霜から守っている。しかし、マチューはこれを嫌い、冬の剪定時期を遅らせ、発芽タイミングを遅らせることで遅霜を回避する。『ガソリンを大量に燃やすことが自然環境にとって良いはずがない。霜対策にはなるが自然環境の保全には全くならない』
28区画の葡萄樹は全てオリジナルの葡萄樹で、クローンは一切使用していない。クローンの利便性よりも土地の味を大切にしている。『シュナン・ブランは20種以上のクローンがあるが、これは土地の個性を殺すと考えている。マッサルセレクション(優れた樹を何種類か選び、台木に接ぎ木していく方法)でその区画の個性を残す』
更に、彼等の冬期剪定で枝を極限まで短くし、樹のエネルギーを少ない芽に集中させていく。収量は20~25hl/haとこの地域の平均的収量の半分程度。シャンパーニュの平均の 1/4 という少なさだという。『冬の剪定で6つの芽を残し、春以降に芽かくして3つに減らす。最初から少なければ、樹はより少ない芽に栄養や力を使える』
石灰岩盤(こちらのサイトより引用)
醸造ではより純粋さを求めて
栽培は基本的に何も変えていないが、醸造面では少しずつ変化している。野生酵母のみでの発酵、温度管理も行わない等ベースは同じ。『石灰岩盤を掘ったセラーは温度が低いので温度管理は一度も必要になったことがない。自然の温度変化こそがその年の個性』
変わったのは樽。以前は100%新樽を使用していたが、現在では、バリックはほとんど古樽に変更。一部はフードルを導入した。新樽でも問題ない位に強い果実だが、よりその土地の個性を現す為にストッキンガー社のフードルを導入。野生酵母のみでアルコール発酵後、樽に移し、セラーが寒いため翌年の6 月までマロラクティックは起こらない。発酵後、シュール・リーを1年程度経験させてから 澱引きしアッサンブラージュしてボトリングする。
(インポーター資料より引用)